院長 村山 貴裕
私は、平成24年度より、父でもある前院長とともに診療にあたらせていただいています。それまでは、急性心筋梗塞や重症心不全、心肺停止といった救命救急や循環器系における重症疾患の集中治療などに携わってきました。その中で、「昨日まではどうもなかったのに、どうして?」といったご家族の声を多く聞いてきました。急性心筋梗塞や脳卒中といった病気は一度発症すると、その後の本人や家族の人生に大きな影響をあたえます。
しかもこれらの病気の多くの原因となる動脈硬化は、喫煙や高血圧・高コレステロール・糖尿病などを放置することにより少しずつひそかに進行していきます。そしてある日突然、心筋梗塞や脳卒中等を発症するのです。通院や毎日薬を服用する煩わしさ、副作用などを心配され、「薬を始めたら一生飲み続けなくてはならないのでしょう?」と治療を躊躇される方もおられますが、症状がないうちに少しずつ治療を始めることが将来起こりうる大病や再発の予防にはとても大切です。また、治療は一方的に行うのではなく、受ける側と供給する側が同じ方向を向いてともに進めていくべきものと考えます。些細な症状でも、お気軽にご相談ください。明るく優しいスタッフとともに取り組んでいきます。
院長 村山 貴裕 むらやま たかひろ
プロフィール
経歴
1997年 |
福岡大学医学部卒業 循環器科入局 |
2000年 |
川浪病院循環器科 勤務 |
2001年 |
福岡大学病院循環器科 勤務 |
2002年 |
福岡大学病院救命救急センター勤務 |
2004年 |
九州医療センターICU(救急部)勤務 |
2006年 |
白十字病院循環器科 勤務 |
2007年 |
福岡大学病院救命救急センター 勤務 |
2012年 |
村山循環器科内科 副院長として勤務 |
2019年 |
村山循環器科内科 院長就任 |
資格
日本内科学会認定内科認定医
日本循環器学会認定循環器専門医
村山 榮一
私は、医学部卒業時より循環器疾患に興味を持ち、高血圧・脳梗塞・脳出血・腎臓病を専門としている九州大学第二内科へ入局しました。大学院(博士課程)では、これら疾患の元である血管の動脈硬化を研究し、論文を提出し、脳・心臓・腎臓における動脈硬化にて博士号を取得しました。
その後、世界における心臓病のメッカと言われるアメリカ クリーブランドへ留学し、4年間、病棟・外来・ER(緊急外来)にて、心臓病専門臨床医としてのトレーニングを受けました。日本へ帰国してからも、高血圧・狭心症・心筋梗塞・不整脈・心臓弁膜症・心筋症・心不全・脳梗塞・脳出血・腎臓病などを専門として診察を続けています。
村山 榮一 むらやま えいいち
治療の目的
動脈硬化は、生命予後(寿命)を決定し、日常的には、自分の満足出来る生活が、どれだけ送れるかを決定する非常に重要な疾患です。動脈硬化の為に、狭心症、心筋梗塞、心不全、脳梗塞、脳出血などが出現します。認知症も、脳血管性認知症のみでなく、アルツハイマー型認知症においても、動脈硬化との関連が分かってきています。
この動脈硬化を発生させ、悪化させるものは、第1に高血圧、第2に高脂血症(高コレステロール血症)、第3に糖尿病、第4に年齢、第5に遺伝的因子(DNA)、があります。
従って、当院では、高血圧、高脂血症(高コレステロール血症)、糖尿病の治療に特に力を入れています。認知症にも対応しています。
高血圧、高脂血症(高コレステロール血症)、糖尿病、の治療を充分行うことにより、動脈硬化の進展、悪化は相当に抑えられます。それにより、狭心症、心筋梗塞、心不全、脳梗塞、脳出血、腎不全などの発症、あるいは増悪を予防します。認知症にも関連します。
プロフィール
生まれも育ちも福岡です。幼少時は、福岡大空襲を経験し、軍医だった父の影響で医師の道を志しました。九州大学医学部での教養課程時代は、毎日のように安酒を飲んで泥酔し、父に呆れられた思い出があります。青春を謳歌しながら勉学に励んだ日々でした。開業して以来地域医療への貢献に励みつつ、プライベートでは夫婦で海外旅行やゴルフも楽しんでいます。私はワインがとても好きで、値段や銘柄にはこだわらず雰囲気とともに嗜むのが楽しみとなっています。毎年、12月の忘年会、7月のビアパーティーもスタッフ総勢で開催しており、働きやすい環境を保つ努力もしています。これからもスタッフ一丸となり、地域の皆さまの健康を見守っていけたらと思います。
経歴
1965年 |
九州大学医学部卒業 |
1966年 |
インターン終了後、九州大学第二内科入局 九州大学大学院入学 |
1970年 |
九州大学大学院医学研究科卒業 医学博士号取得 アメリカ・クリーブランド留学 臨床心臓病学専攻 |
1974年 |
帰国後、九州大学第二内科へ帰属 |
1976年 |
現在地にて開業 |
所属学会
日本循環器学会
日本高血圧学会
日本内科学会
外国人の方への対応 英語での診療は充分に致します。
Chief Physician (E.MURAYAMA,MD.PhD.) had 4 years clinical medical training (U.S.Residency Program.
Cardiology, Internal Medicine) in Cleveland, Ohio U.S.A.
In 2012, we had patients from England, U.S.A. , Germany, Italy, China, Taiwan, Korea, Nepal and Iraq.
当院のスタッフ構成
■常勤医師2名
■非常勤医師4名
■放射線科医1名
■臨床検査技師2名