検査

CT検査

頭部CT
頭部CT
脳卒中(脳梗塞や脳出血)、脳腫瘍、頭部打撲後の頭蓋内出血などの診断や、脳萎縮の程度、隠れ脳梗塞の有無が分かります。(所要時間は約5分)
胸部CT
胸部CT縦隔
胸部CT縦隔
胸部CT肺野
胸部CT肺野
肺炎、肺がん、胸水、気胸などの肺の病変や、胸部大動脈瘤、大動脈解離、心のう液貯留(心臓の外側に水が溜まる)、動脈硬化による大動脈や冠動脈の石灰化といった心血管病変の評価に用います(所要時間は約5分)
腹部CT
腹部CT
肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓などの腹部臓器の状態や、腹水、腹部血管病変の診断に用います。悪性腫瘍や腹部大動脈瘤が見つかることもあります。とくに腹部大動脈瘤については、破裂して初めて発見されることもあり、レントゲンでは分かりづらいため、CT検査が必要となります。(所要時間は約5分)

エコー検査

心臓エコー
心臓エコー
心臓の動きを調べる検査です。心臓は左右の心房と左右の心室と呼ばれる4つの部屋でできており、それぞれに役目があります。また心臓の中では、血液は必ず一方通行に流れる(全身→右心房→右心室→肺→左心房→左心室→全身)ようになっており、逆流しないように心房と心室の間や心臓の出口などには弁がついており、開いたり閉じたりしています。この弁に不具合が生じると弁膜症となります。心臓エコーの検査では、これら心房や心室、弁の状態を調べることで、心臓の動きが弱っていないか?弁膜症はないか?など、心不全や不整脈の原因となる心臓そのものの異常がないかを調べます。(所要時間約20分)
頚動脈エコー
頚動脈エコー
頚動脈(首の動脈)を調べる検査です。頚動脈は、心臓から出た大動脈から枝分かれして頭へ血液を送る動脈です。そのため頚動脈で動脈硬化病変が進行すると脳梗塞の原因となります。心臓の冠動脈や脳の血管の様子は、体表面からはなかなか分かりませんが、頚動脈は体表面に近いためエコーでの観察が可能です。動脈硬化は全身の動脈でおこるため、頚動脈の動脈硬化は、冠動脈疾患や末梢動脈疾患とも関連します。(所要時間約20分)
下肢動脈エコー
下肢動脈エコー
足の動脈を調べる検査です。足の動脈で動脈硬化が進行すると足先までの血流が乏しくなるため、足先がいつも冷たい、しびれる、血色が悪い、歩くと足が痛くなるといった症状がでてきます。ただし、脊椎間狭窄症や椎間板ヘルニアなど、腰が原因で足のしびれや痛みがでることがあるので鑑別が必要です。(所要時間約20分)
下肢静脈エコー
下肢静脈エコー
足の静脈を調べる検査です。静脈は心臓にもどってくる血流なので、長時間の座位や長期臥床などで足の静脈に血栓ができてしまい、血液の流れがさまたげられると、足のむくみや痛みの原因となることがあります(深部静脈血栓症)。さらには足にできた血栓が心臓から肺へ流れていってしまうと、肺の血管を詰まらせて肺塞栓症という呼吸困難をきたす恐い病気を引き起こすことがあります。(所要時間約20分)

心電図

心電図
心電図
身体の表面に着けた電極から、心臓の電気的な変化を記録します。心臓の収縮が正常に行われているか、心臓の筋肉に酸素を送り出している冠動脈の血流が正常かどうかなどが分かります。狭心症、心筋梗塞などをはじめとした心疾患の検査の要と言えます。
ホルターモニター(24時間心電図)
ホルターモニター(24時間心電図)
携帯電話2個くらいの大きさの機械です。これを自宅へ持ち帰って行ってもらうことにより、夜間睡眠中や、昼間の仕事中、食事中、歩行中等、24時間内に生じる全ての不整脈を調べることが出来ます。
また、狭心症の一部の診断にも用います。ペースメーカー植え込みが必要あるか、不要であるかの診断にも用います。
トレッドミル
トレッドミル
ランニングマシーンのようなベルトコンベアの上を、少しずつ速度を上げながら歩くことにより、心臓に負担をかけ、心拍数を上げた状態で心電図の変化や、身体の症状を調べる検査です。不整脈や狭心症の検査に主に用います。

血管年齢検査

血管年齢検査(動脈硬化度検査)

血圧脈波検査装置を使って、血管年齢すなわち動脈硬化の程度を調べます。仰向けに寝ていただき、両腕、両足首に血圧計を巻いて、血圧比を測定し数値化することにより、血管の閉塞、狭窄や硬さがどのくらい進んでいるのか知ることができます。動脈硬化自体は自覚症状がありませんが、進行しているといずれ、狭心症、心筋梗塞、くも膜下出血、脳梗塞などの重大な病気につながります。血管年齢を早めに調べることで、疾患を未然に防ぐことができます。(所要時間約5分)

糖尿病の負荷検査

日本糖尿病学会の基準に基づいての糖尿病の精密検査です。食前空腹時、食後30分、食後1時間、食後2時間の計4回採血を行います。糖尿病となっているか、いないのか、あるいはなりかかっているのか(境界型)が明確に分かります。
また、糖尿病となっている場合にはその程度及び、これからどのようなことをすれば良いのかも分かります。
既に糖尿病として食事や運動療法、あるいは薬物治療を行っている方は、その治療がうまくいっているか、いないのかが正確に分かります。

睡眠時無呼吸症候群検査

当院では、いびきなどの症状があり受診された方に対して、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を行っています。症状や生活習慣について問診を行った後、睡眠時に装着して使用する専用の検査機器をお貸しし、ご自宅で検査を行っていただきます。睡眠時無呼吸症候群は、治療法が確立されているので、適切な検査・治療を行うことで、改善することができます。ご家族などにいびきを指摘されたことがあったり、症状に心当たりのある方は一度ご相談ください。
いびき

X線検査

X線撮影装置(レントゲン)
X線撮影装置(レントゲン)
心臓の大きさ、形、大動脈の形状などが分かります。これにより、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、あるいは年齢などにより、どの程度動脈硬化が進行しているか、また、心不全や胸水など、心臓がどの程度悪い状態となっているかなどが分かります。肺炎や腫瘍性病変の有無など、肺の状態も分かります。
胃透視、大腸造影検査
胃透視、大腸造影検査
胃透視
食道、胃、十二指腸の癌や潰瘍の検査です。
大腸造影
大腸の癌や潰瘍の検査です。